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谷翔平選手の活躍が毎日のように報道されています。
大谷選手の活躍と共に有名になったのが「原田メソッド・オープンウィンドウ64」通称マンダラチャートです。
マンダラ(曼陀羅)は空海(弘法大師)によって平安時代に中国から日本に輸入されました。
今日はなぜ大谷選手がマンダラを使って飛躍的な成長を遂げたのか、その理由についてみてみたいと思います。

荼羅には金剛界曼陀羅と胎蔵曼荼羅の二種類があります。
もともとは別々に伝承され発展してきた金剛界曼荼羅と胎蔵曼陀羅を関連付けてひとつにまとめあげたのが、空海の師匠である恵果阿闍梨でした。
空海も「金胎不二」という言葉で、金剛界と胎蔵界二つのマンダラを分けてはいけないと説いています。
それでは二つのマンダラの違いを見てみましょう。

まずはじめに、マンダラチャートの基となっている金剛界曼荼羅です。
金剛界曼荼羅の中心にいる大日如来は、真言密教では全ての仏の根源であり最終ゴールだと言われています。
金剛界曼荼羅は人間が大日如来になる(成仏)するまでの修行のステップが表されています。


胎蔵曼陀羅何の中心にも同じように大日如来がいますが、胎蔵界曼荼羅が表すのは大日如来の功徳が世界中の生き物にどんな良い影響を与えているかです。

つまり空海は、大日如来になったらこんなに良いことがあるという成仏のモチベーションを胎蔵界曼荼羅で表し、成仏に至る具体的な方法論を金剛界曼荼羅で描いたのです。

谷選手が高校時代に学んだ原田メソッドでも、マンダラチャートを作る前に「目標・目的の四観点」というシートを作ります。
これは、目標を達成した時に、誰にどんな良いことを与えることができるかを整理するシートです。
マンダラチャート(金剛界曼荼羅)ばかりが取り上げられますが、その前に目標を達成する目的を明確にしてモチベーションを高める四観点シート(胎蔵界曼荼羅)も作ります。

のように空海の真言密教を現代風に表現すると、「成功に至る自己成長メソッド」と言えると思います。
今から1200年前に空海は目標を達成する自己成長のメソッドを使って、日本中の人々を救おうとしたのです。
まさに空海は日本で最初のコーチだったと言えると思います。

自己成長に必要なのは目標を達成する目的と具体的なステップ